マレーシアの自動車ローン破綻

“マレーシアは、人口が3000万人ほど住んでおり、宗教の信仰も様々で、イスラム教を信仰しているマレー系住民は60パーセントで、クリスチャンが30パーセントで、インド系が10パーセントとなっています。
また、マレーシアはASEAN諸国の中でも一人当たりのGDPがシンガポールの次に高いことから、他の東南アジア諸国に比べてはやく経済発展を済ませてしまっているのが現状です。

東南アジアは中華系に富裕層が集中しており、中華系の若者がたくさんの自動車や住宅などをローンで購入している傾向にあります。

マレーシアでは自動車を購入する場合には自動車ローンを組んで購入することが多く、特に自動車ローンを契約しているのは25歳以下の若者が中心であることから、十分な収入がないのにも関わらずローン契約を結んでしまうことによって支払いができなくなりローン破綻が増加傾向にあります。

マレーシアではローン契約を行う場合には、返済が3ヶ月間滞った場合に、ローン会社である金融機関は負債者の所有している自動車を没収することができます。

没収された自動車は売却され、負債の返済に充てられるのですが、売却しても3万リンギを超える負債がある場合には、金融機関が負債者の破産を申請することができます。

金融機関が負債者の破産を申請することができる点は日本と大きく違いがあります。
マレーシアでは破産することで様々な制約を受けることになります。
破産すると年金を受け取ることができません。
5000リンギを超える財産を所有することができないので、自動車や住宅などを購入することができなくなります。
企業を経営することができなくなるだけでなく、家族の経営する企業で働くこともできなくなります。
許可なく規定の回数を除き巡礼以外の海外旅行をすることができなくなるなど、複数の制約を受けることになります。
自動車ローン契約で自動車を購入するが、収入の実態に伴わないローン契約が問題となっています。”